第30回 世界コンピュータ将棋選手権 大将軍(たいしょうぐん) アピール文書 開発者 横内 健一 横内 靖尚 ○アピールポイント 今年は、Multi-Ponderを導入し、勝率のアップを図ります。 個人的には、探索、評価関数に対しての改善が難しくなっている中、 Multi-Ponderについては、どのように候補手をPonder手として 割り当てるなどについて、業界標準はなく、改良の余地がありそうです。 現在、試行錯誤中ですが、大会では同じリソースの中で勝率が高いパターンを 採用予定です。 ○他者プログラム・データ やねうら王を探索・評価関数として使用いたします。 NNUEに対応している点およびわかりやすいソースコード、安定性などを 考慮し選定しました。 また、評価関数については、Kristallweizen、Orqha、NNUEkai、 を使用する可能性があります。 選定理由は、まずは勝率の高い評価関数であることですが、 大会では、1回負けてしまうと、また同じ負け方をする可能性があるため、 評価関数を複数持つことでそのリスクを減らせると考えられます。