Argo(アルゴ)WCSC34 アピール文 2024.3.31 ソフト名/soft-name:Argo(アルゴ) 開発者/developer:市村豊(いちむらゆたか/Yutaka Ichimura) X(旧Twitter):@argonworks Blog:http://blog.livedoor.jp/argon1/ 2024.1.31時点  WCSC32のときの評価関数をそのまま使って参加させて頂こうかと思っています。  WCSC32の作文に記載した内容を以下に転載します。 ******** 「水匠 3 改」を元にして以前やねさんが配布していた 150GB の教師データを 3 つ使って学習させたものが、水匠 5 に対して 50 回くらい対局させて勝率が 40%くらい(20 勝 30 敗くらい)になりました。現状はそれでやろうかと思っています。 使用ライブラリとそれを使用した理由 やねうら王:使いやすくて改造をしやすいから。 水匠 3 改:色々と評価関数を作っていてこれを元にしたのが現状で一番良さそうだったからです。 ******** ******************以上です。以下はおまけです。 この文章を読んでいただきましてありがとうございます。あなた様の大変貴重な時間を使ってこの文章を読んでいただけること、感謝しております。 以下の文章は無理に読む必要はありません。個人的にはコンピュータ将棋選手権のアピール文を読む人にとって興味深く読めそうな作文を以下に書いたつもりでおります 2024.1.31時点 気が向いたら2024.3.31までにもうちょっと加筆修正するかもしれないです。  以下は、アピール文のおまけの作文の草稿です。現状の分を載せておきます。  読みたくなければ無理をして読まなくて良いです。  この作文を読んでいるということはあなたは頭が良い人だということです。  コンピュータ将棋の大会のアピール文を読んでいるという、そんなことをしている時点であなたは頭が良い人だということです。  あなたが、自分が頭が良いということを自覚しているのならばそれで良いのですが、自覚していないのならば自分は割りと頭が良い人間であるということを自覚してもらって良いです。 > 人生は他人との競争ではない話。  囲碁の名人と将棋の名人は争っていない。それと同じように私やあなたは他人とは争っていない。人生は他人との競争ではない。将棋の名人が囲碁の名人よりも劣っているということがないように、あなたが他人よりも劣っているということはない。  仮に競争であるとしたら、一番になるよりも最下位になる方が良いのではないかと言う風に思う。一番になるということは「動物園のサルの飼育員」とか「幼稚園の先生」みたいなもので、周りの人の面倒を見ないといけなくて非常に面倒でしかない。 そもそも大体の人は一番ではない。 「一番以外は一番ではなく、大体の人は一番ではない。なので、一番ではないことは標準的なことであり一番の人が例外的」ということ。  あなたが今どういう状況かは知りませんが、「自分は今現在すごく良い状態で勝ち組です」というのでしたらそれは良いことだと思いますが、そもそも世の中の大体の人は多分勝ち組ではありません。だから私やあなたが勝ち組ではないとしてもそれは全くもって標準的な状態であるということです。  私がこれまで根拠なく誤解していたことですが、大体の人は負け組であって、勝ち組のほうが例外的な少数派ということです。だから私やあなたが負け組の状態にあるとしてもそれは単に人間として標準的な状態にあるというただそれだけの話しです。人間的に立派であるとか、能力が高いとか、価値があるとか言うことは大体の人はない。だから劣等感を感じて苦しむ必要はまったくない。  もちろん可能であるならば勝ち組になる方が良いとは思います。立派であるとか能力が高いとか価値があるとかいう人間になるために努力する方が良いとは思います。最終的に死ぬまでずっと負け組で終わるとしても、それでも努力するのは意味があることだと思う。というか、負けても負けても闘い続けるというその事それ自体が十分に立派なことだと思います。結果的に勝つかどうかというのは副次的なことだと思います。  具体例として明治維新のときの新選組の土方歳三という人はかなり人気がある人だと思います。ご存知のように明治維新において新選組は最初から最後までずっと負け続けます。土方歳三は敗走を重ねながら最後までずっと戦い続けた人です。それだから人気なのです(「ゴールデンカムイ」という人気のマンガがありますが、読んでもらえばわかりますが土方歳三が影の主人公の話です)。  日本のアニメやマンガのストーリーは「序盤から中盤にかけて負けているが最後に勝利する」という内容のものが多い印象を受けますが、実際のところは、「大体の人は、人生は最初から最後までずっと負け続ける」ものなのではないかと私は思っています(それなので、私やあなたが人生において最初から最後までずっと負け続けるとしてもそれは人間として標準的であるというだけであって、標準よりも劣っているということはない)。それでも結果的に勝つかどうかはともかくとして、勝ちを目指して挑戦を続けることそれ自体に意味があることだと思います。やったことがある人はわかるでしょうが、そもそも勝つことよりも負けても負けても闘い続けることのほうが難しいことです。勝っているから続けるというのは技術的には難しくとも精神的にはそこまで難しくはない。負け続けているのに闘い続けることのほうが技術的には難しくなくとも精神的には難しいことです。それなので、負け続けているのに闘い続けている人は勝っている人と同じくらいに立派なのです。 他人の不幸を願う理由がない 「他人の幸福を自分の幸福のように喜び、他人の悲しみを自分のことのように悲しむこと」それが人間にとって最も重要なことである、というのが「ドラえもん」の結婚前夜のエピソードに描かれている藤子・F・不二雄のメッセージです。そして、それができない状況のときというのは、大体は自分の側に問題があることが多い。そのことが自覚できているのならばまだ大丈夫だと個人的には思っています。  他人に対する評価というのは自分に対する評価の反映だと思います。やたら他人に文句を言っている人というのは、本人が問題を抱えていることが多いです。そもそも悪口というのは自分が言われたら嫌なことを言うわけです(それなので悪口というのはそれを言われている人ではなくて、それを言っている人の欠点を表していることが多い)。本人が自分に満足していたら他人に文句を言わないと思います。我ながら、そもそも他人の批評という生産性があまりないことにリソースを投じている時点で負けている感じがします。興味関心は自分の未来に向けたほうが良いと思います。過去と他人にこだわるべきではない。変えることができるのは未来の自分だけなので、自分の未来のことに意識を集中させたほうが良いと思います。  自分が得をすることをする。  現在の日本において経済学と言ったら大体は新古典派経済学を指すと思うのですが、その基本的な考え方は「人間は自分が得をすることをする(人間は自分が損をすることはしない)」「人間は常に合理的に振る舞う」ということを仮定して社会現象を分析するものだと個人的には思っています(社会全体を大きな将棋盤だとみなして、人間一人一人が駒であると考えて盤上の動きを予想すると考えると、経済学というのは将棋の研究と本質的には同じことのように感じます)。この「人間は常に自分が得をすることを目的に合理的に振る舞う」という仮定は、当然ながら実際とは多少ズレています(実際の人間は道徳心や利他心を多少は持っているし、いつも合理的に振る舞うわけではない。それなので、人間はいつもいつも合理的に振る舞うわけではない、として分析する行動経済学の考え方があってこれはこれですごく面白いです。行動経済学は、経済学に心理学を組み合わせて社会現象を分析する感じ)。  その「人間は自分が得をすることをする」という考え方ならば、「他人が不幸になることで自分が得をするならばそれをする」。しかし、それは例外的なことだと思う。多くの場合は他人が不幸になっても自分は得をしない。それなので、他人の不幸を願う理由はない。  そして、他人が幸福になると自分も幸福になるのであれば、他人の幸福を願う理由になる。  社会科学的に考えて、他人がパフォーマンスを上げると自分も得をするのではないか? ということを私はなんとなく思っている。  他人が全部やってくれるならば自分は何もしないで毎日ゴロゴロと寝て暮らすことができる。それなので、他人がパフォーマンスを上げることは歓迎するべきことだと思う。  他人がパフォーマンスを上げることを邪魔をする理由はない。  「将棋」というゲームは「二人零和有限確定完全情報ゲーム」、ゼロサムゲームです。それなので、相手が得をするとその分だけ自分が損をするというゲームになっていますが、それは将棋というゲームが特殊なのであって、私たちが今いるこの社会というのは「他人が得をするとその分だけ自分が損をするというゲーム」ではないと思います(このことを学術的に論証してみたらどうなるのかというのは気になります。社会科学なのか、ゲーム情報理論なのかどのジャンルになるのかもよくわかりませんが)。  私は生まれてから現在まで一貫して勤労意欲がない人間です。  日本国憲法第二十七条一項で規定されている「勤労の義務」を果たす意志が皆無という、存在そのものが憲法違反な私です(ついでに言えば日本国憲法第三十条で規定されている「納税の義務」も可能ならば果たしたくないとも思っています。義務というものが嫌いな割に権利意識はやたら高いという、我ながら私は模範的な日本国民なのです)。  一体何をどうすれば「勤労意欲」などという気の利いたものが湧いて出てくるのかというのが不思議でしょうがないと私は心から思います(最も勤労意欲がある人からすれば「何でそんなに働くのが嫌なんですか?」と心から思っていることでしょうが)。  しかしながら、若さ故の過ちから7年9ヶ月の間、私は勤労と納税をしてしまいました。実際に勤労をしてみて、自分に勤労が向いていないことを再認識することができました。  そんなわけで、いい感じに無職になった私は、少し調査をしてみて市議会議員は基本的に一ヶ月に一回駅前のゴミ拾いをすることさえしていれば大体の日はのんびり過ごせそうだと思うようになりました。そんなわけで、市議会議員だったら私のような勤労意欲がない人間でもできるだろうと思って、市議会議員になろうと2023年4月の統一地方選のときに行われた広島県呉市の市議会議員選挙に立候補してみたのですが、30万円の供託金を没収される結果になったのは我ながら遺憾に思います。  そんなわけで、市村さんは会社を解雇されていい感じの無職になって市議会議員選挙に立候補したら落選したどころか30万円の供託金を没収されたりしているけど今のところ人生を前向きに生きているので、あなたが今どういう状況かは知りませんが少々のことで人生を後ろ向きになる必要は全くないのです。  もし「私が市村さんの分まで二人分の勤労と納税をするので、市村さんは勤労と納税をしなくても良いのですよ」と、言ってくださる方がいるのでしたら、私はその方に大いに感謝すると同時にその方を応援したいと心から思います。  他人が勤労をして納税することを妨げるべきではない。  余談ですが、市議選に立候補してみて、「選挙公報」という新聞みたいなのが発行されるのですが、それの広告代だと考えると30万円は十分にペイするなと思いました(供託金を没収された私が言うのもなんですが、市議選の場合は供託金没収ラインを超えるのは一般的にはそこまで難しくはないと思います)。自分が選挙に立候補するまでは東京都知事選挙に立候補されている独立系候補の方々について、「この人たちは一体何なんだ?」と思っていたのですが、市議選に立候補してみると、都知事選に立候補するのは300万円であれだけ広告が打てると考えるとむしろ「安い」と思うようになりました。都民向けの商品を持っていて都民向けに広告を打つことが有効な人は都知事選に立候補するのは全然ありだと思います。 > 囲碁・将棋のような競技の有益性。 「人生は他人との競争ではない」と私は思っています。 「『人生は他人との競争ではない』ということを前提にするから、将棋のような競技を安心して行うことができる」というのが私の認識です。個人的には別になんの役に立たなくたって良いじゃないか、とは思っていますが、幸か不幸か将棋のような競技はおそらく相当になにかの役に立っているのだろうという感じがします。  オリンピックとか、サッカーのワールドカップとか、あれは「代理戦争」なのでしょう。人が死なない戦争をしている。それをすると人が死ぬ戦争が発生する頻度を減らすことができるのだろうと私はなんとなく思っています。  個人的に私はサッカーが好きという以上にJリーグが好きなのですが、それは「地域間の代理戦争」をしているところが見ていて面白いというふうに思っています。バスケットボールのBリーグとかプロ野球とかもそういう「地域間の代理戦争」という側面があるような感じがします。私が好きなモータースポーツについて言えば、自動車のレースというのは自動車メーカー同士の代理戦争なんですね。  ゲームセンターを運営されていた方がTwitterで「ゲームセンターは年齢や性別や社会的地位に関係なく対等な立場で交流することができる稀有な場所」という投稿をしていて、私は「なるほどー」とすごく納得しました(現在はクレーンゲームが多いかもしれませんが、かつての格闘ゲームの筐体がおいてあった頃のゲームセンター)。囲碁とか将棋もそういう「年齢や性別や社会的地位に関係なく対等な立場で交流することができる稀有な場所」なのだろうなと。そういうのは非常に重要だし、非常に有益だと思います。  なんというか、戦争をしているときの「中立地帯」な感じがします。言い方を変えると、サードプレイスですね。個人的にそういう場所は非常に重要だと私は思っている人なのでそれは大事にしたいと思います。  学校とか会社とかでしんどくても、将棋の大会で上位に入賞したというようなことがあれば、それを支えにして人は生きていけると思うんですよ。そういうことを思えば、おそらくは囲碁や将棋のような競技はマイナスよりはプラスのほうが大きいのだろうと思う。 >  ゲームの有益性について。  ゲーム雑誌「ファミ通」連載のデジタル技術のコラム、西川善司「ゲームのムズカシイ話」において「日本においてはゲームは子供が遊ぶもの、というふうな認識のされ方をすることが多いが、ゲームを『その時点におけるコンピュータ・サイエンス技術の集大成』と捉えている文化圏は意外と多い。特に最近はゲーム技術を産業応用することが行われるようになってきていて、学術界からも注目されている」というふうなことが書いてあった気がします(注)。たしか2023年の5月頃の号だった気がする。  今日の日付の新聞に書いてあるようなことを含めて「歴史」というのは「社会実験の記録」だと私は思っています。  そして「SFは未来についての思考実験」という言われ方をする事があるのですが、それを言えばSFに限らずアニメ・漫画・小説・ドラマ・映画、のようなフィクションの物語というのは、「思考実験の論文」だと私は捉えています(注)。  ゲームは現実世界のシミュレーターという風に私は捉えています。わかりやすい例で言えば、将棋と本質的には同じゲームである「大戦略」とか「ファミコンウォーズ」のようなゲームは戦争のシミュレーションとして行われていた兵棋演習を娯楽にしたもののようです(注)。2023年に公開された映画「グランツーリスモ」は、レースゲームのチャンピオンから本物の自動車のレーサーになったヤン・マーデンボロー選手の実話の物語です。  日本はもうダメなのではないか、という話をたまに聞くことがありますが、「日本がこれからの30年間でほぼ間違いなく世界ナンバーワンを取れる分野が一つだけあって、それが「マンガ・アニメ・ゲーム」のポップカルチャーの分野だ」という話を聞いたことがあります(どこで聞いたかは覚えていないのですが)。  個人的には、そう簡単にトヨタ・ホンダ・日産・スズキ・マツダ・SUBARUが自動車産業において敗北するだろうかと思いますが、仮に自動車産業でトヨタ・ホンダ・日産・スズキ・マツダ・SUBARUとかの日本メーカーが負けるにしても「マンガ・アニメ・ゲーム」がある限りこれからの30年間は日本は大丈夫だという風に私も思っています。 注:ゲーム技術の産業応用 https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/07867/ > 物流や工場にデジタルツイン、AmazonやBMWが活用 >  現実空間の物体や環境を仮想空間に再現した「デジタルツイン」を利用して、最新の大規模施設の設計や構築、検証を行う動きが活発になってきた。先行するのは海外勢だ。米Amazon.com(アマゾン・ドット・コム)は物流施設、ドイツBMWは電気自動車(EV)工場を仮想空間で構築し、生産性向上やコスト削減を図る。 https://blogs.nvidia.co.jp/2021/05/10/nvidia-bmw-factory-future/ > NVIDIA と BMW、現実世界と仮想世界が融合された未来の工場を実演 注:「SFは未来についての思考実験」 松本健太郎「スマホアプリはなぜ無料? 10代からのマーケティング入門」河出書房新社 P161-162 *********************  特にインターネットが浸透した今の社会では、デジタルでしか実現できない体験を作ることが、大きなお金を生み出すことに直結します。ですから大人たちは、デジタルでイノベーションを生み出すのに必死です。  ただ、先ほどお話ししたように、イノベーションが起こったあとの未来を、イノベーションが起こる前に具体的に想像するのは、なかなか難しいわけです。  こうした状況で、大人たちは一体どんなことをしていると思いますか?  その答えは、「SF思考」です。これまでは物語の一ジャンルであったSFのような考え方を元にして、新しい体験を作ろうとしています。 (中略)  といっても、素人がSFの未来の世界を描くのは簡単ではありません。そこで大人たちは、すでに世の中に出ているSF小説やSF映画、SFマンガも参考にしながら、頭を柔らかくして、まだ世の中にない新しい体験を生み出そうとしているのです。  こうした背景もあって、14歳の皆さんが、今からたくさんSFものを見たり読んだりしておくのは、SF思考を身につけるという意味でも、将来的に役立つんじゃないかと思います。  そう言われても「SFってなんだか難しそう」と敬遠してしまう人もいるかも知れませんね。一見とっつきにくそうなジャンルですが、先に上げた「ドラえもん」もSFです。アニメなら「機動戦士ガンダム」シリーズや「サマーウォーズ」など、親しみやすい作品もたくさんあります。 ********************* 注:兵棋演習 > チェスター・ニミッツは第二次大戦時の対日戦は海軍大学校で学んだ兵棋演習の再演であり、予期できなかったのは神風攻撃のみだったと語っている。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B5%E6%A3%8B%E6%BC%94%E7%BF%92 アピール文 240331追記 >  囲碁・将棋ソフトの競技会は実質的にLLM(大規模言語モデル)の性能を競っている。  大雑把に書きます。 「囲碁ソフトや将棋ソフトは、割と容易にLLM(大規模言語モデル)に転用が可能ではないか?」と現在の私は思っています(「容易」かどうかは主観の問題ですが)。棋譜の代わりにウィキペディアのテキストのような文章を大量に学習させたら、それはLLMになるのではないか。  それなので、囲碁・将棋ソフトの競技会は実質的にLLMの性能を競っているのに近い状態だと思う。そしてそれをやっていたら最終的にはAGI(汎用人工知能)に到達するのではないか? と私は思っているわけです。  オープンソースプロジェクトとしてLLMやAGIの開発をしているのが囲碁・将棋ソフトの競技会、という風な捉え方をしてみたらどうかということです。  OSについて、Windowsに対してのリナックスOSがオープンソースプロジェクトとして開発されたように、LLMやAGIにおけるオープンソースプロジェクトなのではないかという風に思う。  それなので、これを続けていたら、OSにおけるLinuxのようなポジションに、LLMやAGIにおいて囲碁・将棋ソフトの競技会がなるのではないかと思っているわけです。 > 個人的に、知っておくと何かの役に立つかもしれないと思っていることを書いておきます。  スマートフォンで、音声入力をすると、テキストを簡単に入力できます。  LLM(大規模言語モデル)で、検索というか調べ物をすると良いです。  マイクロソフトのCopilotとグーグルのGeminiを(無料で使えるために)私は使っているのですが、分からないこととか困ったなと思ったときにはCopilotとGeminiに自然言語で質問文を入力すると、割と有益な答えが返ってくるのですごく良いと思います。  例として「会社を解雇されて途方に暮れているけど、これからどうしたら良いですか?」「市議会議員選挙に立候補して当選するためには何をするとよいですか?」というふうな文章を入力すると割と有益な答えが返って来ます。LLMは種類によって返答の内容が違うので可能ならば複数の種類のLLMに同じ質問をして比較してみると良いです。  個人的にはマイクロソフトのCopilotとbingのアプリをスマートフォンに入れておいて、いつでも使えるようにしておいたほうが良いと思っています。 ・マイクロソフトのbing。ここからCopilotが使えます(ここからだとGPT-3.5じゃないかと思いますが、スマートフォンのアプリからだとGPT-4が使える) https://www.bing.com/ ・GoogleのGemini https://gemini.google.com/app  2045年にシンギュラリティが実現してもおかしくない状況になってきたと思っていますが、現在でもカメラからの映像をリアルタイムで処理して、話し出すようになればそれは殆ど人工知能と言ってよい状況だと思うのですが。  元はゲームで2018年4月にアニメが放送された「シュタインズ・ゲート ゼロ」という作品のヒロインがそういう感じです。ヒロインのクリスは人工知能でスマートフォンの中にいて、スマートフォンのカメラから外界の映像を得て、主人公と会話をする。それが近い将来に実現すると思います。  端的に言えば、男性の場合で言えば、「AI彼女」が近い将来に実現するということです。  個人的に良いと思っているサービス。 ・無料で音楽が聞ける Spotify(スマートフォンで聞くとシャッフル再生しかできないけど、パソコンだとプレイリストの順番通りに聞ける。無料アカウントだと広告がたまに入ります) https://open.spotify.com/ ・無料で利用できるインターネット・テレビ(知っている人も多いでしょうけど) ABEMA https://abema.tv/ TVER https://tver.jp/ ・無料で漫画が読める ニコニコ静画 https://seiga.nicovideo.jp/manga/ コミックNEWTYPE https://comic.webnewtype.com/ 少年ジャンプ+ https://shonenjumpplus.com/ マガジン https://pocket.shonenmagazine.com/ サンデー https://www.sunday-webry.com/ カドコミ https://comic-walker.com/  スマートフォンの漫画アプリ。マンガ・アプリのランキングの上位10個のマンガアプリを全部入れてもよいです。大雑把に言えば、一つのマンガアプリにつき「(マンガを)一日に4話無料で読めます」というのならば、マンガアプリを10個スマートフォンとかタブレットに入れておくと、(マンガを)一日に40話無料で読めるようになります。 ・国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/  著作権が切れた書籍を公開している。現在は書籍だけだけど、近い将来に雑誌も公開対象にすることを予定しているみたいです。  個人的には、仏教についての重要な経典(漢訳された大蔵経を日本語に翻訳したもの)は恐らくは全部ここに無料で公開されていると思うのでそれがありがたいです。 > 大蔵経(だいぞうきょう)とは? 意味や使い方 - コトバンク 仏教のすべての典籍を集録したもので,一切経・蔵経・三蔵聖経ともいう仏教の経(仏の教説集)・律(仏弟子の生活規範)・論(インド仏教学者による経の解釈)の3部(三蔵)を含む。 サンスクリット語系とパーリ語系に分かれ,前者には漢訳・チベット訳,後者にはビルマ訳・タイ訳などがある。 後者は『南伝大蔵経』として伝わる。 ・無料ではないけど低価格で良いと思うサービス。  新しかったり人気だったりする漫画を低価格で読む方法として、 レンタル・コミック 漫画喫茶・インターネットカフェ  で読む。  ブックオフ・オンラインで注文した本とか雑誌とかをブックオフの店頭受け取りにすると一冊でも送料無料です。ブックオフ・オンラインは、書籍だけではなくて雑誌も扱っているので中古の雑誌が安くなっているのを近くのブックオフの店頭受取で送料無料で購入するのは結構良いと思います。あと、ブックオフはゲーム・ソフトとかDVD・ブルーレイディスクとかの映像ソフトとか、音楽CDも取り扱っています(個人的には10年くらい前に発売されたアニメのイベントとかライブのDVD・BDが500円くらいで売っていたりするのをたまに買います)。 ・予測市場のポリマーケット https://polymarket.com/ Wisdom of Crowds(群衆の叡智)・集合知による未来予測にして、「保険」を中央管理者なしで実現している(「過去のことはGoogleに聞け、未来のことはAugerに聞け」とインターネットで見たことがありますが、そのAuger(英語で「占い師」)の互換サービスです。)。  英語のサイトですがGoogleのクロム・ブラウザで開くとブラウザの標準機能で日本語に翻訳してくれます。 Wisdom of Crowds(群衆の叡智)については、ジェームズ・スロウィッキー著『「みんなの意見」は案外正しい』(角川書店)という本がすごく面白いです。 > 予測市場 (よそくしじょう、prediction market) とは、将来予測をするための先物市場である。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%88%E6%B8%AC%E5%B8%82%E5%A0%B4