WCSC35選手権KURO651アピール文書(京都府 河原林) 1.開発の経緯 幼少から将棋を指しておりましたが、10代後半から熱中し    20才頃からアマチュア将棋大会にて上位入賞を行う事が出来ました。    同時に認知科学や人口知能にも興味を持ち、    コンピュータ将棋への開発を意識する様になりました。(1980年代)    以後、仕事(ソフト会社SE職)を続けながら構想を温めてはおりました。    2001年11回大会に開発したアプリにて出場を行いましたが、    開発途中で3手読みも完全に出来ない稚拙な状態でした。    昨年66才にて仕事を退職したのを契機に、コンピュータ将棋の開発を再開し    (ソースはゼロから開始)未だ開発途中ながら今回参加する予定です。    今後3年間(70才迄)は開発を続ける予定ですが、PG能力の衰えとの闘いです。     2.特徴    フルスクラッチにて、データ構造/検索方法/評価方法を設計し、    全く1から他のコードを参考にせずに作成しています。    特徴1:局面モード(序盤・中盤・終盤)により各モード別の選択検索、評価を行う。    特徴2:序盤は自陣目標の設定を行い(攻め駒前進、玉囲い完成ETC)目標優先で検索を行う。    特徴3:玉安全度は中・終盤(詰めろ未満)にて利用し、詰み危険度には使用しません。    特徴4:機械学習は全く利用していません。 3.仕様    定跡検索:DB化した定跡データから、完全一致検索及びLIKE検索を行う。(未実装)    序盤:自陣目標の設定を行い(攻め駒前進、玉囲い完成ETC)目標優先で検索を行う。(未実装)    中盤:位置別駒価値+玉安全度を主評価とした、全幅検索+選択検索(駒取り優先)での検索を行う。    終盤:位置別駒価値+玉安全度を主評価とした、全幅検索+選択検索(駒取り優先)での検索を行う。    詰めろ判定以上:詰め検索を主評価とした、詰み検索を行う。 4.目標  2025年5月 66歳 局面モード決定+全幅検索+一部選択検索+詰み検索のみコード化    2026年5月 67歳 上記3.仕様の全機能追加    2027年5月 68歳 定跡自動収集+自己学習    2028年5月 69歳 並列検索の上位機能(GPU、CLUD?) 以上.